【BFZ】呪文が無色である意味は?(欠色)
2015年8月31日 趣味 コメント (3)
『戦乱のゼンディカー』に関する情報が続々と公開されていますね。
『Zendikar Expeditions』など、わくわく要素がてんこ盛り。
私はゼンディカーという次元の設定そのものが好みなので、ストーリー的にも楽しみです。
さて、今回の日記の主題は、『戦乱のゼンディカー』にて新登場する「欠色/Devoid」。
前作『エルドラージ覚醒/Rise of the Eldrazi』では、エルドラージたちは無色の呪文として表現されていました。
公式サイトにて初公開された《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》の透明な枠デザインは、とても衝撃的なものだったと記憶しています。
アーティファクト呪文と一部の例外以外は、有色の呪文しか存在しないのがマジックの世界。
よって、無色の呪文は未知の領域です。
なので、もし、ゼンディカーという次元を再訪することがあれば、この「無色呪文」に関する掘り下げがなされるだろうと期待していたのです。
ところが、まさかの展開が待っていました。
今作『戦乱のゼンディカー/Battle for Zendikar』では、エルドラージの一部が有色化されているのです。
マナコストにはしっかりと色マナが印刷されており、マルチカラーの輩まで存在する始末。
「なんだ、WotCは無色呪文テーマの掘り下げを放棄したのか」と思ったのですが、それにしては奇妙なのです。
それら有色のエルドラージたちは、わざわざ「欠色/Devoid(このカードは無色である。)」というキーワード表記によって、無色であると定義されているのです。
こうなってくると、無色の呪文である意義がわかりません。
「無色の呪文って何でしたっけ?」「呪文の色って何だっけ?」という感じに。
現時点で、環境にプロテクション(色)が蔓延しているならばとにかく、そういった色に関する情報での差別化がテーマであるとも思えません。
「あなたが他の無色クリーチャーをコントロールしている場合」とか「無色のクリーチャー1体を対象とし」といったテキストで、強引に無色であることの意味合いを演出しているようですが、いずれも無色の呪文に対する本質的な意味付けとは言えません。
「あなたが1体以上のエルドラージをコントロールしている場合」とか「クリーチャー・エルドラージ1体を対象とし」といったテキストでも良いわけですから。
あるいは、エルドラージは無色でなければ!というだけの、ただ世界観を主張するために設けたテキストだとしたら、それこそ興ざめです。
フレイバー要素をルール・テキストにしたならば、そのテキストにゲーム内での意味合いを獲得させておく必要があります。
でなければ、デザインとしては欠陥です。
もし、何の意味もなく、WotCが「欠色/Devoid(このカードは無色である。)」というキーワード表記をしているのだとしたら、ちょっとガッカリしてしまいます。
ですが、そこはWotCですから、きっちりと伏線の回収をしてくるのではないかと、むしろ逆に、期待してしまうわけです。
で、もし、この「欠色/Devoid(このカードは無色である。)」というキーワード表記が伏線であった場合、『戦乱のゼンディカー』あるいは、その次のエキスパンションにて、どんなことが起きてしまうのか、予想しようと思います。
結論だけ書きますね。
どどーん!
なんたって、ゼンディカーは、マジックの根幹をなすカード・タイプである「土地」がテーマの次元。
『アラビアンナイト/Arabian Nights』の《砂漠/Desert》から始まり、《氷雪~/Snow-Covered》を経たマジック6色目の夢が今再び実現しても良さそうなものではないでしょうか?
『Zendikar Expeditions』など、わくわく要素がてんこ盛り。
私はゼンディカーという次元の設定そのものが好みなので、ストーリー的にも楽しみです。
さて、今回の日記の主題は、『戦乱のゼンディカー』にて新登場する「欠色/Devoid」。
前作『エルドラージ覚醒/Rise of the Eldrazi』では、エルドラージたちは無色の呪文として表現されていました。
公式サイトにて初公開された《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》の透明な枠デザインは、とても衝撃的なものだったと記憶しています。
アーティファクト呪文と一部の例外以外は、有色の呪文しか存在しないのがマジックの世界。
よって、無色の呪文は未知の領域です。
なので、もし、ゼンディカーという次元を再訪することがあれば、この「無色呪文」に関する掘り下げがなされるだろうと期待していたのです。
ところが、まさかの展開が待っていました。
今作『戦乱のゼンディカー/Battle for Zendikar』では、エルドラージの一部が有色化されているのです。
マナコストにはしっかりと色マナが印刷されており、マルチカラーの輩まで存在する始末。
「なんだ、WotCは無色呪文テーマの掘り下げを放棄したのか」と思ったのですが、それにしては奇妙なのです。
それら有色のエルドラージたちは、わざわざ「欠色/Devoid(このカードは無色である。)」というキーワード表記によって、無色であると定義されているのです。
こうなってくると、無色の呪文である意義がわかりません。
「無色の呪文って何でしたっけ?」「呪文の色って何だっけ?」という感じに。
現時点で、環境にプロテクション(色)が蔓延しているならばとにかく、そういった色に関する情報での差別化がテーマであるとも思えません。
「あなたが他の無色クリーチャーをコントロールしている場合」とか「無色のクリーチャー1体を対象とし」といったテキストで、強引に無色であることの意味合いを演出しているようですが、いずれも無色の呪文に対する本質的な意味付けとは言えません。
「あなたが1体以上のエルドラージをコントロールしている場合」とか「クリーチャー・エルドラージ1体を対象とし」といったテキストでも良いわけですから。
あるいは、エルドラージは無色でなければ!というだけの、ただ世界観を主張するために設けたテキストだとしたら、それこそ興ざめです。
フレイバー要素をルール・テキストにしたならば、そのテキストにゲーム内での意味合いを獲得させておく必要があります。
でなければ、デザインとしては欠陥です。
もし、何の意味もなく、WotCが「欠色/Devoid(このカードは無色である。)」というキーワード表記をしているのだとしたら、ちょっとガッカリしてしまいます。
ですが、そこはWotCですから、きっちりと伏線の回収をしてくるのではないかと、むしろ逆に、期待してしまうわけです。
で、もし、この「欠色/Devoid(このカードは無色である。)」というキーワード表記が伏線であった場合、『戦乱のゼンディカー』あるいは、その次のエキスパンションにて、どんなことが起きてしまうのか、予想しようと思います。
結論だけ書きますね。
どどーん!
《無色ランド》
基本土地―無色ランド
(T):あなたのマナ・プールに、好きな色のマナ1点を加える。このマナは、無色の呪文を唱えるためか無色のパーマネントの起動型能力を起動するためにのみ使用できる。
なんたって、ゼンディカーは、マジックの根幹をなすカード・タイプである「土地」がテーマの次元。
『アラビアンナイト/Arabian Nights』の《砂漠/Desert》から始まり、《氷雪~/Snow-Covered》を経たマジック6色目の夢が今再び実現しても良さそうなものではないでしょうか?
コメント
そういう新しい試みがあっても面白そうですよね。
コメントありがとうございます。
まぁ、色の表現自体は紫でも、ピンクでも何でも良いのですが(笑)
仮に6色目を登場させるとして、では一体「色」とは何であるのかと考えれば、やはりカラーパイによって定義されている枷の役割なんですよね
以前、何かのコラムでマローが語っていたように記憶していますが、「カラーパイは、その色が何を得意としているかだけでなく、その色が何を苦手としているかによって、その色を定義している」という考えがありますよね
これを参考にすれば、無色の呪文ほど「できないことだらけの色」はないと思います
これに加え、「無色にしか出来ないこと」を探し当てさえすれば、事実上の6色目の役割を与えることも難しくはないと思うのですが、どうでしょうか?
今のところ、BFZのスポイラーを見るに、WotCは「基本土地を一切使わずに、特殊土地だけでもマナ基盤を成立させられること」が「無色にしか出来ないこと」であると認識しているような印象も受けます