『ニクスへの旅』フォーマット別★活躍するカード予想!
『ニクスへの旅』フォーマット別★活躍するカード予想!
『ニクスへの旅』フォーマット別★活躍するカード予想!
新エキスパンション『ニクスへの旅』が発売されましたね!

慣例として、第3エキスパンションは挑戦的なデザインが多い印象があるのですが、今回はいずれも割と控え目なカードになっています。
恐らく、テーロス・ブロック全体で、ここ(『ニクスへの旅』のカードデザイン)を落としどころにしようと予め決めていたのでしょうね。

では、早速、へっぽこビルダー目線での注目カードを列挙していきます。
とは言っても、TOP10とかやるのは疲れるので、フォーマット別で合計3枚(スタンダード部門で1枚、モダン部門で1枚、レガシー部門で1枚)だけの紹介ですが。


■スタンダードで活躍するカード予想:《倒れた者からの力/Strength from the Fallen》


Strength from the Fallen / 倒れた者からの力 (1)(緑)
エンチャント
星座 ― 倒れた者からの力か他のエンチャント1つがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+X/+Xの修整を受ける。Xは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードの総数である。


テーロス・ブロックの特徴である「クリーチャー・エンチャント」を露骨に意識した星座カード。
部族カードかよ、ってくらいに意識的なデザインですね。

これマジ強いっすよ。

デザイナーズ・デッキ用カードは調整が難しく、完全に無視されるか/環境を席巻するかのどちらかになるのですが、これはどっちなんだろう?
結構、良いカードになってる気がする。
たかがパンプアップ、されどパンプアップ。
マナエルフで人が殺せるようになる《怨恨/Rancor》。
羽ばたき飛行機械も人畜無害さを忘れる《頭蓋囲い/Cranial Plating》。
以上のような先輩達もいますからね。

このカードの恐ろしさは、墓地活用の下ごしらえを「ついで」で行えてしまう現スタンダードのカード・プールにあります。
《神々との融和/Commune with the Gods》や《クルフィックスの洞察力/Kruphix’s Insight》のようなビート要員を手札に補充しつつ墓地を肥やすカード(しかも後者はカードアドバンテージまで確保できる!)が合計8枚も搭載でき、それでも足らなければ《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》なんて札まで用意されている。

ここまでを緑単色で使えてしまうのだから、多色土地満載のラブニカ・ブロックがスタンダードを去った後でさえ安泰というもの。

よく《夜の咆哮獣/Nighthowler》との比較を耳にしますが、《倒れた者からの力/Strength from the Fallen》は対処の難しい非クリーチャーのエンチャントであり、シングルシンボル2マナと軽く、効果の重複も容易です。
《夜の咆哮獣/Nighthowler》を5枚目に使用する意義がないくらいに、《倒れた者からの力/Strength from the Fallen》の効果が圧倒的。

ただし、課題もあります。
《倒れた者からの力/Strength from the Fallen》の効果はただのcip誘発によるパンプアップですから、クリーチャー同士が盤面でにらみ合ってしまうと分が悪い。

《狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt》のトランプルで乗り越える手もありますが、《倒れた者からの力/Strength from the Fallen》という強化手段をすでに1種類使ってしまっている以上、2度手間は避けたいです。
つまり、一般人を2度ドーピングするよりも、スパイダーマンを1回ドーピングした方が効率的、という理屈を採用すべきです。
よって、たぶん、組むなら青です。
《惑乱のセイレーン/Hypnotic Siren》や《閃足の幻霊/Flitterstep Eidolon》のような序盤に出しておける「ブロックされないクリーチャー」や、《激浪のキマイラ/Riptide Chimera》という星座カードにとっての最高の相棒が選択肢になります。

青緑エンチャントビート。
勝てるかな?


■モダンで活躍するカード予想:《破滅喚起の巨人/Doomwake Giant》


Doomwake Giant / 破滅喚起の巨人 (4)(黒)
クリーチャー エンチャント — 巨人(Giant)
星座 ― 破滅喚起の巨人か他のエンチャント1つがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで-1/-1の修整を受ける。
4/6


もしかしたらモダンでなくても活躍するかもしれません。
直感的に「スタンダードでは黒い優秀なエンチャントが足りていない」「レガシーの5マナでこの効果は重い」と判断し、カード・プールに恵まれた「生物主体の非高速環境」としてのモダンを連想したに過ぎません。

このカード、今回の「構築済みデッキの表紙用Foilファッティ枠:黒担当」なので、すごく地味なのですが、さらっと強いことが書いてあるんですよね。

継続的かつ一方的なクリーチャー除去(しかもマイナス修正)はそれだけで強力ですから、デッキを構成する他のパーツさえ揃えば形になるのでは?とか楽観的に考えています。

もしスタンダードで使うとしたら、エンチャントのトークンを生産できるカードが相棒になるんですかね。
デメリットも克服できる《苦悶の神、ファリカ/Pharika, God of Affliction》が相性良さそうです。


■レガシーで活躍するカード予想:《ダクラの神秘家/Dakra Mystic》


Dakra Mystic / ダクラの神秘家 (青)
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ウィザード(Wizard)
(青),(T):各プレイヤーはそれぞれ自分のライブラリーの一番上のカードを公開する。あなたは公開されたすべてのカードをオーナーの墓地に置いてもよい。そうしなかったなら、各プレイヤーはそれぞれカードを1枚引く。
1/1


ついに登場した《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》殺し。
《独楽》が逃げた先まで追っかけて殺します。

《ダクラの神秘家/Dakra Mystic》が優秀なのは、その効果が《独楽》殺しに終始していないこと。
《独楽》への対策カードであると同時に、例え相手が《独楽》を使っていなくても《吠えたける鉱山/Howling Mine》として仕事をしてくれます。
しかも、ただの《吠えたける鉱山/Howling Mine》ではありません。
相手がヤバいカードを引いてしまわないよう調整できる、つまり最大のデメリットを克服した《吠えたける鉱山/Howling Mine》なのです!

なぜ青ばかりが優秀なカードに恵まれていくのか……。
理不尽だ。
赤とかも強くしてくれ……。


■そんな私がレガシーで活躍させたいカード:《予言の炎語り/Prophetic Flamespeaker》

ロマンは大事!

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